pan’s blog

きょうなにした?なに食べた?なに考えた?

私の成長って・・・

今週のお題「〇〇の成長」について書いてみる

 

 

仕事人間と自分でも認めざるを得ないくらい、私の毎日は仕事および仕事関連のことを考えている時間が圧倒的なのだけれど、こんな風に仕事に熱中したり自分なりにプロとして自信をもてたりした契機は、一年間現場を離れて研究施設で研修と研究の日々を送ってからだ。なので、その一年間が私の仕事への取り組み姿勢を大きく変えたと断言できる。

それまでの私は、仕事に対してそんなに「本気」じゃなかった。本気になれるくらいの自信もなかったし、家庭との両立で正直精一杯だった。

でもその一年間で、現場で実践をしていると取れない「勉強の時間」ががっつりとれた。自分の興味のある分野の論文や書籍を片っ端から読むことができた。いままで実践で理論立てずに感覚でやっていたことが、理論に基づいてることなどもわかり、目からうろこの体験も多くした。

そして一年後、現場に戻った私は、いろんなことが明白にわかって因果関係を言葉で説明できるようになっていた。もちろん、私が身を置く分野のすべてのことが分かったわけではないし、理論が分かっているからと言って完璧な成果を上げられるような分野でもないので、表面上の成長は微々たるものだったかもしれない。でも、自分の中では確実に何かが変わっていて、それは確実に実践に活かせるものだった。プロとして一歩進んだ、何か壁を乗り越えた、そんな気がしている。

それは約5年前のこと。仕事に就いて25年近く経ってからのことだ。遅すぎるスタートだったかもしれない。でも、その時期だったからこそ、研究や研修に没頭できたような気もする。いい時機だったような気もする。

その一年を与えてくれた上司に、今は本当に感謝している。もう、定年で辞めちゃった上司に、今でも感謝している。